芸術の秋、あべのハルカスの安野光雅展へ

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こんにちは、Icoです!

家計簿記事を…と思いつつ、先日、天王寺にある、
あべのハルカス美術館で、安野光雅展を見てきたので、
その事を先に書かせて頂く事にしました。

※今回の美術展は、11/2日曜日までとなっていますので、
気になっていた方、記事を読んで興味が湧いた方に、
是非お早めに行って頂ければ嬉しいな、と。

安野光雅さんとは

安野光雅(あんのみつまさ)さんは、
1926(大正15)年、島根県津和野町に生まれた、画家です。

42歳の時に「ふしぎなえ」で、絵本作家デビューをしました。

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エッシャーを思わせる、現実にありえない構造&水彩の優しい色彩で、
大人も子どもも見入ってしまう、不思議な絵本です。

「さかさま」「ふしぎなさーかす」「旅の絵本」「絵本 三國志」等も有名で、お手に取られた事がある方もいるのでは?

実は、私は今回の美術展で初めて知りました。
テイスト的に、昭和の頃の方かと思っていましたが、
2020年12月と、つい最近亡くなられたという事にもビックリしました。

今回、美術館に行くきっかけは、
旦那「今度の休み、丸1日遊んできて良いよ。」と、
家事育児、一切しなくてOKとなりまして、
(料理は普段から旦那ですし、育児もよくしてくれてますが。)

子どもと一緒に行けない所…という事で、美術館に久々に行きたくなり、
大阪市天王寺の、あべのハルカス美術館に行く事にしました。
美術館は、子どもを連れて行けない所が多いんでね…。
元々好きで、ちょこちょこ観に行ったりしてましたが、
そういえば、産後は初です。

丁度、安野光雅展が開催されており、
調べた所、

「はじめてであうすうがくの絵本」
のタイトルに、
「この人の頭の中は、凄く面白そう!これは子ども達に買ってみたい絵本作家の方だな…!」と、
他の絵本も色々手に取って見てみたい…と、行く事にしました。

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内容

第1章 ふしぎの世界

「ふしぎなえ」「さかさま」「ふしぎなさーかす」「もりのえほん」等の絵があります。

展示には、字がある絵本は、字も添えてあります。

むっちゃ、進みが遅いです…笑。
何故なら、皆が釘付けになっているから!!

冒頭でエッシャーみたいとか、サラッと書いて流しましたが、
簡単に言うと、騙し絵で有名な方です。
上に上る階段なのに、辿ると下の階に行ってしまう(ペンローズの階段)…とか、有名ですね。
「ふしぎなえ」のそうした工夫、細部までの繊細な書き込みに、
まぁ1枚30秒は確実に止まります…笑。

「もりのえほん」は、木々の中に動物が隠れています。
こちらは写真OKの3枚です。
ぜひ、探してみて下さい。

※7匹います。
(ハト、ダチョウ、ガチョウ、オシドリ、ペンギン、カラス、ネコ)

※9匹います。
(ハゲコウ←コウノトリの1種、コブウシ、マントヒヒ、タヌキ、コグマ、ラマ、キリン、ペリカン、キタキツネ)

※11匹います。
(ウマ、オオカミ2匹、クマ2匹、ライオン、ハト、サカナ、人の顔2つ、魔法使い)

子どもはサラサラと眺めて読む子と、
ジーっと見続けたり、何十回も読みふける子と、
本当に分かれそうですが、
特に大人は後者になるかと思います。

第2章 かがくおはなし

ここでは、「天動説の絵本-てんがうごいていたころのはなし-」という、
歴史&科学を、とても納得しやすく学べる絵本です。
安野さんは元教員…という事もあり、人に教える…という事も好きなんだなと伺えます。

絵の細かさが、相変わらず凄いです。
色褪せさせた紙にシワをつけ、描かれたそうです。
昔の話という事を、何も言わずとも感じさせます。
最初の背景は草原等ですが、地動説を人々が受け入れていくにつれ、どんどん地球の球体を描いていく工夫にも感動です。
そして何より、枠のデザインが、もうえげつないです♡

第3章 空想と旅の風景

「旅の絵本」という、国毎の絵本を全10冊描かれていますが、
そこからⅥ・デンマークです。
アンデルセンの故郷オーデンセ、首都コペンハーゲン、チボリ公園等の、
見所や街並みを、本当に細かく描かれています。
実は、国毎に、イギリスではホームズが居たり、アメリカでは映画の一場面…等、遊び心も加えられていて、
私も人魚姫を見つけました☆

また、絵本「蚤(のみ)の市」(古物市、フリーマーケットの事)も紹介されていました。
この描込みが、本当に凄い!
ありとあらゆる骨董品が並び、電話機とかも、同じ物が無いんですよね!
(寧ろ、これ超初期の、こっちは確か10数年後のだ…と、歴史も学べます。)
文字は無いのですが、
家具、楽器、仮面など、本当に色々な物が、ブース毎に纏まって描かれています。
小さな子が、仮面でも色々な種類がある…という事を認識していけますし、
子ども達が分からないものは「これなぁに?」と尋ねてきて、親や祖父母が教えるというコミュニケーションができるのも魅力的です。
いや、もう大人が見ても、本当に面白い絵本。

第4章 物語の世界

こちらは「絵本 三國志」より。
絵本の絵は、正確には旧字体(繪)です。

私は三國志はさっぱり…。
(映画、新解釈・三國志は観た事がありますが、あれは只のコメディやろ!)
関羽や張飛や孔明等は聞いた事がある位です。
一度、きちんと映画や本で、学べたらなと思います。

しかし、そんな私でも知っている赤壁の戦いの、
炎の朱に、思わず目を奪われてしまいます。

第5章 懐かしの風景

昔の子ども達の遊び等が、紹介されている絵です。
どんど焼きとか、私は実物を見た事がありません…。
上の世代だったり、郊外等で育った方は、懐かしいのでは…と思ったり。
勿論、ご当地のお祭り「鷺舞いごっこ」等もあるので、
「お祭りですら、子どもの遊びのネタになるんだ…笑。」と、
思わず口元がニヤけてしまいました。

第6章 本と芝居のポスター

安野光雅さんが描いた、
井上ひさしさんの本の装丁原画、こまつ座ポスター等が展示されていました。

この後のブースに、安野さんのこれまでの絵本が置かれたコーナーもあり、
元々気になっていた本は勿論、美術展でもう少しじっくり見たいなと思った本を、じっくり眺める事ができます。

安野さんの紹介動画も、最後の最後に流れていました。
20分にも満たない動画でしたが、
生前の安野さんの描く姿、言葉が、こうして残っていて嬉しいなと思いました。
大正、昭和、平成、令和の4世代を生き抜いた方と思うと、改めて凄いなと思います!

お土産

美術館に行くと、よくポストカードを買うのですが、
今回は絵本を買う事にしました。
普通に定価ですし、近くの書店でも全然買えると思うんですがね…苦笑。

けれども、安野さんの絵本、かなり数があるので、
正直どれを買ったら良いか、一度じっくり見比べてみたい…という思いもあって。

「はじめてであうすうがくの絵本」も凄く気になりましたが、
実際に読んでみて、
「この内容だったら、今の息子(3歳)では無く、来年の息子だな。」と感じ、
「それなら、今の息子と、娘にも、ちょっと興味を持って貰えそうな本を…。」と、
この2冊を購入しました。

しりとりは、各ページに色々な絵が描いていて、
ページをまたぎ、しりとりをしていきます。
最後のページで「ん」になったらクリアですが、
…息子、毎回毎回、絶対に「ん」にならないんですよね…。
(ならなかったら、また最初からなんですが、
そこまでは集中力無い…笑。)
トランプでも思うんですが、息子、運も含めた勝負事に結構強いな。

2歳になったばかりの娘も、予想以上に気に入り、
すももを「もも」と言ったり、「にゃんにゃん」「ムームー(牛の英語版鳴き声)」と、むっちゃ指さししてくれます。良かったよ。

娘が1歳半健診で引っかかりました…

たまに、凄くマニアックな植物の名前等もあり、
誰もが知っている定番の物が描かれた図鑑や、物の名前辞典的な物より、
凄く勉強になるのでは…と思います。

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もう1冊の「もりのえほん」は、
いやもう、これ、大人がじっくり楽しみたくて…笑。
巻末に、何の動物が載っているかの紹介はあるんですが、
「絶対それ以上あるやろ…。」と思ってます…笑。

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安野さんの絵本は、
子どもから大人と、幅広い年代が楽しめますが、
巻末に「このページにアレを描いてるんですよ。」とかコメントもありまして…。
遊び心に溢れ過ぎた、
大人の方が楽しめる内容にもなっていると思います。
実際、お土産屋さんでは、絵本の大人買いをしている方達が、凄く多かったです!

入場からお土産を買うまで、じっくり3時間は見ていましたが、
正直足りないです。
安野さんの視点、発想、描く絵と、溢れる魅力を楽しませて頂きました。

天王寺駅スグ!お勧めカフェ☆

あべのハルカスは、大阪環状線・天王寺駅すぐ!
駅周辺は様々なお店があるので、
美術館の前後に、
軽食とドリンクを楽しみました。

1件目は、MARUFUJI CAFEです。
天王寺駅から約200mの、天王寺北口店に行きました。

日本茶が飲める♡と、チェックしたお店です。
パンケーキやパフェも気になりますが、何よりお店の目玉の団子に惹かれました。

「何やの、たこ焼きって…!」

ご飯の代わりに、パフェで、お団子を1本添えて食べようかと思っていたら、
団子は1皿3本から…との事で、
お団子&お茶のセットにしました。
(量は食べられるけど、家計からのお小遣いが期待できない薄給ぶりなので、好奇心を優先させました。)

みたらし、ピザ(←??)、たこ焼き(←???)です!
運ばれてきた瞬間、完全にたこ焼きの香りがしました!

最初はみたらし。
温めた団子の美味しさとタレのコラボ、堪らん~♡

ピザは焦しチーズも乗っています。
ピザソースが、私には少し濃かったですが、十分アリです。

そして、たこ焼き…。
えー、もう、モッチモチなたこ焼き…笑♡

お茶は八女茶も気になりましたが、
知覧茶が大好きなので、そちらを頂きました。

もう1件は、天王寺駅直結、ショッピングセンターMIOの6階にある、
フラワーミッフィーです。

ミッフィーグッズもありますが、
テイクアウトのドリンクやドーナツもあります。

私は、フラワーガーデンカクテルが飲みたくなって…☆
(※アルコールではありません。因みに私は、アルコールアレルギーです。)
映え~な見た目と、気になる味、おまけに最近ゼリー飲料が好きで、思わず買ってみました。

ゼリーも丁度良く、味もピーチの甘く爽やかな感じで、
大変、美味しかったです!!

因みにこちら、以前はムーミンスタンド(同じくグッズやテイクアウトドリンク等のお店)で、
当時付き合っていた旦那に「ムーミン好きやろ。」と、連れてきて貰いました…笑。
幼少時はミッフィー大好きでしたが、今は、ムーミンの方が好きです…笑。

久々の丸1日休み、満喫しました~☆
普段ならば、「マッサージやエステ的なの行きたい。(育児で疲れ果てている)」「難波で株主優待使ってくるかー。(優待の期限が気になる)」と思う所ですが、
やはり秋めいた気候になると、「芸術の秋」も選択肢に上がってきます。

今回、記事をお読み頂き、
元々気になっていた方が出かけるきっかけになったり、
美術館に行ってみたくなった…という方がおられましたら、幸いです。
遠方の方は、本屋さんや図書館等でも本が置かれていると思うので、
是非一度、お手に取って頂ければ…と思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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