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34歳の誕生日を迎え、新習慣として月1読書をする事にしました。
読書は元々好きだったのですが、育児をする中で、なかなか読む余裕が無くなりまして…汗。
今回も図書館で借りた本を1冊紹介します。
来月は小説かもしれませんし、経済系かもしれませんし、突然歴史関係や旅行本かもしれません…笑。
これまでに読んだ本も軽く紹介。
ぜひ併せてお楽しみ下さい。
(各記事へのリンクは、記事一番下の関連記事にも纏めているので、先に今回の内容を読みたい方は、そのままお進み下さい。)
今回読んだ本はこちら、
女の子の育て方 「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。 [ 諸富祥彦 ] 価格:1430円 |
そう、先月に投稿した男の子の育て方の兄妹本になります。
月1読書書評・育児 男の子の育て方
お子様の性別だけ読むのもいいですが、
それぞれの違いや共通している所もあるので、より深く分かりますし、
両方ともお楽しみ頂くきっかけになれば、幸いです。
目次
本書を手に取った流れ
私は3歳男の子、2歳女の子を育てています。
世間的には、女児は育てやすい…とかいう風評があるようですが、
娘、結構自我がしっかりしてるしマイペース、
息子よりも全っ然、面倒でございます…。
女児に間違われる機会がかなり多い程に、顔面偏差値が可愛過ぎる息子のおかげで、
女の子の可愛さは、「え、正直服が可愛いだけだろ?」とか思ってます←。
結構、ママもパパも、「女の子が良い」と仰る方が多いですし、
男の子ママだったからこそ、女の子ママからの嫌な物言いを受けた事もあって、
「女の子可愛い幻想」を白い目で見ております…笑。
まぁ、可愛いって思うのは大事だと思いますがね。
「おぉ周りが見えていない親バカ…。」という女の子ママ・パパも居ますが、
息子に「遊ぼ~。」と誘ってくれるママ友さんは結構、
「男の子、本当可愛いよね。」「男の子欲しかった。」と言って下さる方も多くて、
うんうん、男の子の面白さ分けてあげたい♡と、私も内心親バカしてます…苦笑。
息子にはそれなりに上手くいってると感じている私の育児ですが、
娘に応用する時に、
私の育児は、これで本当に良いのかな。
娘にもっと良い方法があるんじゃ無かろうか。
今後、どんな困難に我々親は立ち向かうの?
と、育児に不安は付きものです。
特に私が女な分、
同性ならではの喧嘩や、思春期が今から憂鬱です。
まぁ私もしっかり親に反抗したので、
息子・娘にも、
しっかり成長していって貰う為に、大人側の心構えを学べたらと感じます。
本書の中身
第1章・「ハッピーな女の子」を育てるしつけの基本
第2章・女の子の「学力」を伸ばす法則
第3章・女の子の「恋愛力」と「結婚力」の育て方
第4章・「思春期のグループ化」=「女子の戦場」の乗り越え方
第5章・母娘の絆を深めるために
第6章・「幸せな人生を送れる女性」に育てるために
各章の中身・感想
以下、私のメモに沿いつつ、追加でコメント等を記しています。
本書はである調、私のコメント等はですます調にしています。
私のメモを書き写した所、皆様が読むのに1時間以上かかると思うので、
是非本も読んで頂きたいですし、
割愛しつつも、「お!」となる事も書かせて頂きます。
著者は明治大学文学部教授で、教育カウンセラー。
多くの親御さんは、将来できれば普通に幸せな結婚をして、普通の幸せな人生を歩んで欲しい…そうでなくても、とにかく幸せになって欲しいという願いをお持ち。
専業主婦志向で、年収1000万以上の男性と結婚しても、
病気、リストラ、減収、離婚等もありますもんね。
「愛され力(人を愛し、愛され、幸せな恋愛・結婚をして、幸せな家庭を築ける力)」
+「自立力(結婚をしなくても、十分に自分で生活でき、しかも生きがいを持って日々の仕事に取り組んでいけるキャリア力)」
=「女の子の幸福力」
第1章・「ハッピーな女の子」を育てるしつけの基本
女の子は、同性のお母さん自身の生き方をダイレクトに受ける。
お母さんが娘の人生のモデルそのものになる。
子育ての3つのステージ、男の子と一緒。
①ラブラブ期
②しつけ期
③見守り期
①は男の子同様、とにかく愛情を注ぐ。
更に女の子の場合、親とのスキンシップが不足すると、中学、高校生になって不本意なセックスに流される危険性が高くなる。
②しつけ期では、ラブラブ期の雰囲気を保ちながら、世の中のルールややってはいけない事、やるべき事を教える。
ポイントは3つ。
1.「ダメ」や「ノー」を言葉にして伝える
2.子どもの自発的な行動や判断を尊重する
3.最低限守るべき「我が家のルール」を決める→よその家に行ったら挨拶、暗くなる前に家に帰る、お友達同士のお金の貸し借りは×、友達を傷付ける言葉を使わない等
・思春期には
国立教育対策研究所の調査によれば、小4から中2の間にイジメや仲間外れにあった事のある子は、何と約9割!
自分の子どもがそんな目に遭わない事は、残念ながら、まず無い。
10歳の手がかからなくなった頃に働きに出る母親が多いが、思春期は人生で最も不安定になりやすい時期だから、子どもが学校から帰る時間にはできるだけ家に居る様にするのがベスト。
男の子の時にも書いたけど、難しいですね…苦笑。
でも、こちらではイジメ問題を書いてその流れなので、すんなり心に入ってきました。
・習い事はピアノがお勧め
・褒めるよりも、共に喜ぶ
褒められるは、ご褒美の1つだから、褒められないと動かない子になる。
だから、親自身の嬉しい気持ちを伝える。
上手に褒めるコツ
①すぐに
②目を見て、頭を撫でながら
③結果ではなく、頑張りのプロセスを
褒めて育てても自信過剰になるわけでは無い。
褒め過ぎるよりも、厳しくし過ぎる方が子どもの心や人生に遥かにダメージを与える。
(分かりますー!!)
何でもよくできる優秀な子でも、
「よくできたね」と喜んでくれる親の笑顔が欲しくて欲しくて堪らないもの。
・幼少期の食育が品格を決める
食事中にスマホでメールばかり、肘をつく、好きなものばかり食べる→「この人はパス」となる。
大人になってからでは、すぐに変えられない。
①テレビやゲームを見ながらの「ながら食い」はさせない
②自分がソースを使ったら他の人に回す、といったちょっとした気配りをする
③肘をテーブルに立てて食事しない
因みに①は、私時々娘と2人のお昼ご飯の時にしちゃうのですが、
娘がおままごとで椅子に座って食べる時に、パッと立ち上がり、
電話のおもちゃを取って横に置いたので、それ以来控えました…汗。
第2章・女の子の「学力」を伸ばす法則
男の子に比べて集中力が高い。
他人から言われた事を素直に受け入れる、
教えられた事を一生懸命習得しようとする。
「素直に受け入れる力」の高い女の子は「よくできたね」「大丈夫だよ」といった声掛けで、
更にコツコツ続ける集中力を高めていける。
・肯定的な声掛けを
女の子は、親からかけられた言葉を男の子以上に強く受け止める。
可愛いね、頭が良いね、きっとできるよやってみよう…等と声掛け。
・4歳の受け身な子
「たいくつ、ママ、楽しい事ない?」と言い、
友達と遊んでも楽しいというより「ふつう」と、付き合う子。
→母親自身が楽しい事を「一緒にやろう」と提案する。
女の子は母親と一緒に何かを楽しむ事を通して、自分の楽しみを発見していくもの。
「子どもの遊び」で付き合う必要は無い。
・早期教育は、楽しいイベント感覚で
2歳等で始めて子どもの頃に英語を話せる様になっても、
大人になったらまるで話せなくなったという人も少なく無い。
育児をエンジョイする為のイベントの1つ位に考える。
早期教育よりも、親の方がハマって「もっと早く、正しく…。」と求め過ぎる事も。
子どもを萎縮させ、親の期待に過剰に応えようとする「いい子」を育ててしまい、いつかパンクする。
・1人でボーっとする。
大人しい子や口数の少ない子は、大人の想像がつかない程、
内面の思考活動が行われていたり、感受性が豊かだったり、丹念に周囲を観察している事が多い。
『子どもが孤独でいる時間』の著者・エリーズ・ボールディングさんは、
子どもが生活のどこかで、孤独でいる時間の重要性を指摘。
→「人間には1人でいる時にしか起こらないある種の内面的成長」があり、その為1人になって自分と対話する時間を持たず、絶えず外界からの刺激に身を晒してばかり居ると、想像力や創造力の発達が妨げられてしまう。
・勉強はリビングで
子ども部屋は思春期の11〜14歳頃に用意してあげれば良い。
男の子と同じく、勉強は最初の10〜20分見てあげるだけでOK。
「勉強しなさい」→「一緒に勉強始めよっか。」で、ずっと簡単に勉強の習慣がつく。
家庭で用意するドリルの鉄則は、1冊のページが薄く、1ページの問題量が少ないもの。
また、同じドリルや問題集を完璧にできるまで繰り返すのもお勧め。
(私はこれやって、答えを完璧に覚えちゃいましたが…笑。)
遊びたい子には、遊び終わってから夕食を食べるまでの10〜20分を勉強に充てる…等、1日1回は勉強するのが当たり前という癖をつけておく。
・内気な子には、穏やかな雰囲気の学校を選ぶ。
家選びでも、そういう子には、多少の不便や経済的出費に目を瞑ってでも、
「環境に恵まれ、良い学校がある」に重点を置く。
良い家や予算に合った物件が無ければ、賃貸住宅に住むのも選択肢の1つ。
子どもができたからマイホーム…より、
子どもの勉強しやすい環境に合わせたマイホーム…って感じですね。
私の住む地域は大阪でも田舎の方なので、マイホームが普通ですが、正直学業の評判は良くない地域なので、
私は今後の進学先や通勤先等も含めて考えたいので、今の所マイホーム買うつもりは無いです…。
一度戸建を管理してた身としては、賃貸の方が色々楽ですし…苦笑。
・中学受験
公立か私立か…より、学校そのものの質。
私立より公立が落ち着いてるとは限らない。
その中学に通ってるお子さんに、それとなく尋ねて、学校の状況や評判をできるだけ掴んでおく。
学校選びのポイントは、男の子と一緒。
メリット、デメリットも同じ事が書いてあります。
受験スケジュールの組み方も。
・本命に落ちた時の声掛け。
「あなたにとって一番良い学校に受かったと思うよ。」
素敵ですね。
実際、第二志望位の学校に通った方が、上手く行く。
第3章・女の子の「恋愛力」と「結婚力」の育て方
・人から愛し、愛される女性の共通点
自己肯定感を持っている事。
「私は愛されるに値する人間だ」という自己イメージを持つ人は、
周囲に「この女性は愛すべき人だ」という印象を与え、自然と人から愛される。
・男性と自然に接する力
大事なのは、身近な異性との触れ合いを通じて慣れ親しんでおく。
異性と触れ合う機会が少ないまま成長すると、
とても奥手になったり、高過ぎる理想を抱いたりする。
息子も、妹は居ますが、女の子とよく遊ばせて貰ってます。
支援センターからのお友達、習い事の子等、幼稚園以外も意識しています。
実際、男友達が少ない女の子は、男性そのものが苦手だったり、距離感下手だな…と、思う事もあります。
偏見で、女の子ママは、結構女の子ママコミュニティで完結するイメージですが、
「男の子は乱暴。」等と思わずに、
結構男の子のおもちゃに没頭する女の子も多いので、
知り合ったが幸運…とばかりに、勿論声をかけそうな方で、男女垣根無く遊ぶ方が増えたらなと思います。
・パパとママのラブが結婚イメージを育てる
→できるだけ子どもの前でイチャイチャしたり、キスやハグをする
夫婦喧嘩を子どもの前でしてしまった場合、仲直りも子どもの前で…
→うちの家は、言いたい事を言い合っても大丈夫と感じる。
離婚、再婚についても触れています。
セxについての話題もあります。
正しい知識を、具体的に教える!
その内容も、本に載っています。
・女の子らしい、節度のあるオシャレを勧める
「好きな服を着るのは構わないけれど、その服装はちょっと…。周りの人にどんな目で見られるか、少し考えてごらん。」
・女の子は、約6割が父親と似た人を好きになる
この傾向は、顔やスタイルがお母さん似の女の子に強く、
逆に顔がお父さん似の女の子は、お父さんとちょっと違うタイプを好きになる。
・思春期の女の子は父親を嫌う?
小6から高2で毛嫌いし反発した女の子は約4割。
6割はずっと仲良しとの事。
女の子が男性や結婚に対して良いイメージを抱ける様になるには、
父親がオシャレをしたり、身嗜みに気をつける人になる事が大事。
父親が無理そうなら、子どもの前でパパの良い所を挙げる。
してますけど、いつまでも甘えないで下さいね…笑。
第4章・「思春期のグループ化」=「女子の戦場」の乗り越え方
・女の子友達のグループ…っ
・スマホを与える上での注意点、教師を頼れる味方にする術も
・悩んでいる子どもにかけてはならない言葉
×あなたにも悪い所があるでしょ
×あなたが気にしなければ済むだけ
×あなたがもっと強くなれば良い
→まずは打ち明けてくれた気持ちを受け入れて、じっくり気持ちを聴いてあげる。
「お母さんは、あなたの味方だよ。」
思春期の女の子の子育てで一番大事なのは、
何か辛い事があった時に、悩みを話したり、弱音を打ち明けたりできる関係を作っておく事!
この事ほど大切な事は、他に1つも無い。
男の子でも書いていた、アサーションについても書いています。
第5章・母娘の絆を深めるために
母「同姓だから育てやすい」「気持ちがよく分かる」→大きな落とし穴!!!
(え、こんな発想できるって、
女同士でこれまで一切のトラブル無かった位に、天然ですか??)
女の子は最も身近な母親に愛されたい、受け入れて貰いたいと強く願っている。
母親だって、可愛い。ピアノを習わせたり、可愛い服を買ったり、塾に通わせたりと、愛情を注いできた。けれども、どれ程頑張っても母の期待に応えられない。他の兄弟と比べられる。気力を失い、反抗する。
子どもは、親がわざわざ強い期待をかけなくても、「親の期待に応えたい、親を喜ばせたい」と思っているもの。
子どもにとっては、成長どころか、プレッシャーになる。
必要なのは、期待では無く、応援。
母親は、特に母親にして貰えなかった事を、娘にしてあげたいと考える。
しかし、それが子どもの為になるとは限らない。
親がすべき努力は、その子が自分でしたいと思って頑張るのを支える事。
・娘をカウンセラー代わりにしない
母親の愚痴を聞くのは辛いが、母親が大好きだから愚痴を止めてと言えない。
→愛情飢餓になり、問題行動に。
・娘と張り合う、娘に嫉妬する
嫉妬されると、母より幸せになる事に、罪悪感を覚える。
・お勧めのアンガーマネジメント
ぬいぐるみを用意して、パンチ!
ワーッと、大きな声を出してから、紙を千切る
1人でカラオケに行って30分で5曲歌う
等。
子どもがイライラカリカリしている時は、一緒にやるのもお勧め!
・別に、それでしか言わない子への対応も、男の子と一緒
・ケンカ1つしない、笑顔ばかりの品格の良い家庭…では無く、何でも言い合える家庭
夫婦で、1日5分、弱音や愚痴を聴き合う。
うちは、悩みを吐き出して良い家なんだよ。
第6章・「幸せな人生を送れる女性」に育てるために
・子どもの為になる、一番望ましい叱り方
①低めの落ち着いた声で、ゆっくりと話しかける
②じっと子どもの目を見て
③何がどうダメか、具体的に
④悪い事をした時に「すぐ」
一番大切なのは勉強では無く、
これさえあれば幸せ!と子どもが感じられる、没頭できる何かを見つける事。
勉強や習い事は、それを発見する為の手段。
・専業主婦志向の人生は、あまりにもリスク大!
アドラー心理学の人生の基本課題
①心を込めて打ち込める仕事
②仲間や友達との信頼関係
③愛ある異性との関係、結婚
・働く事の楽しさを知っている女の子に育てる
父や母の友人で、様々は職に就いている人達を家に呼んで、直接子どもと話をさせる。
以上が内容です。
あー、女の子って、大変…。
自分が女だからこそ、自分の中の複雑性を分かっているので、
女の子育児って不安です。
ブログや本を、定期的に読み返そう…笑。
私も勉強ばかりの思春期でしたが、
実際就活を前に、「仕事って、自分が直接関わる仕事しか分からない…。」と、
一番最後の、仕事の話を聞く機会は作ってあげたいなと思いました。
男の子にもありましたが、普段から親も、色々な人とのコミュニケーションを構築しておかねばですね。
男の子同様、
イヤイヤ期の対応等は書かれていなかったので、そちらで悩まれている方は、
併せて他の本を読む事をお勧めします。
ざっくりと、しかし気になるポイントは取り敢えず提示してるつもりですが、
本を読んで更に「こういう事で、こうなるんだな」と理解しやすくなるので、
ぜひ、お手に取って読んで頂くきっかけになればと思います。
悩める女の子ママに、また男の子ママも対比として楽しんで貰えれば幸いです。
年内投稿は、こちらで最後になります。
次回は年明け、1/3水曜日に、新NISAについて書かせて頂く予定です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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