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34歳の誕生日を迎え、新習慣として月1読書をする事にしました。
読書は元々好きだったのですが、育児をする中で、なかなか読む余裕が無くなりまして…汗。
今回も図書館で借りた本を1冊紹介します。
来月は小説かもしれませんし、経済系かもしれませんし、突然歴史関係や旅行本かもしれません…笑。
前回、前々回共に、育児中の方々にかなり好評でした。
併せてお楽しみ下さい。
(各記事へのリンクは、記事一番下の関連記事にも纏めているので、先に今回の内容を読みたい方は、そのままお進み下さい。)
月1読書書評・育児 「賢い子」に育てる究極のコツ
月1読書書評・お金 ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール
今回読んだ本はこちら、
男の子の育て方 「結婚力」「学力」「仕事力」。0〜12歳児の親が最 [ 諸富祥彦 ]
価格:1430円
(2023/11/29 13:33時点)
感想(66件)
です。
目次
本書を手に取った流れ
私は3歳息子を育てていて、日々小さな衝突等もありますが、
イヤイヤ期程、今は手を焼いていません。
男の子は、車や電車と好みもしっかりしていて、打てば響く様に教えた事はどんどん吸収してくれ、
女の子よりも育てていて、本当に面白いです!
(2歳娘も育児中。
世の中は「女の子は育てやすい」とか言いますが、何処が???)
しかし、
私の育児は、これで本当に良いのかな。
息子にもっと良い方法があるんじゃ無かろうか。
今後、どんな困難に我々親は立ち向かうの?
と、育児に不安は付きものです。
何より、異性の考え方や生活習慣は、本当に謎というか…笑。
(男の子育児をしているからこそ、
「男はこうなのよ。」と、旦那から衝撃の事実を多々聞かされて、面白いです☆)
表紙にも最低限しておくべきこと…とある様に、
知識は必要ですし、
これまでの育児悩みが「あー、そういう考えなのね」と腑に落ちたり、
今後息子と衝突する機会があった際の手助けになるかな…と。
また、対比で「女の子は…」という内容もあります。
ジェンダーレスと言いますが、男と女は、そもそも脳が違うので、
男女差を制しておくのも大切です。
本書の中身
第1章・男の子の「しつけ」の基本
第2章・「お手伝い」で「フットワーク力」を育てよう
第3章・「打たれ弱さ」を克服する「勉強法」と「習い事」
第4章・「コミュニケーション力」を磨いて「デキる男」に育てよう
第5章・「遊び」が人生のすべてを教えてくれる
第6章・「結婚できる男」を育てる「あぶない思春期」の乗り越え方
各章の中身・感想
以下、私のメモに沿いつつ、追加でコメント等を記しています。
本書はである調、私のコメント等はですます調にしています。
私のメモを書き写した所、皆様が読むのに1時間以上かかると思うので、
是非本も読んで頂きたいですし、
割愛しつつも、「お!」となる事も書かせて頂きます。
著者は明治大学文学部教授で、教育カウンセラー。
育児には様々な悩みがありますが、
相談の中で、最近特に多いのが男の子の子育て。
「男の子が育てづらい。」
「どうしてこういう事をするのか分からない…。」
0歳〜3歳もですが、思春期のお子様でも、相談があるとの事。
育児の悩みは、いつまでも尽きないですね…。
(婚活の為の「婚育」主張には吹きました…笑。)
第1章・男の子の「しつけ」の基本
・母とのラブラブで男の子の自信を育てる
①0〜6歳→ラブラブ期
②6〜12→しつけ期
③10〜18→見守り期
ラブラブ期は、これでもかという位、惜しみない愛情を。
安心感が芽生え、それが土台になり、男の子は様々な事にチャレンジして行ける。
この自信、自己肯定感が、男の子の一生を決める心の基盤になる。
しつけは、二の次。
ごめん、凄くしつけてます…笑。
著者の具体的な例も、挙げられています。
この心の土台が6歳までに育っていないと、その悪影響は20歳過ぎにじわじわ姿を現してくるそうです。
「うちの子はもう小学生、遅いかな…」という方も、まだまだ間に合います、気付いた時がスタートです!
私も、息子に普段甘やかす事は少ないので、実践していきます!
・3歳児神話
3歳までは母親の手で育てた方がいいというのは、世界中の心理学の調査で立証されていない。
しかも、どの心理学や社会学のデータを見ても、子育て中の母親で一番ストレスが高いのが、
専業主婦!!
次いで、フルタイム勤務。
そして一番ストレスが低いのが短時間勤務。
分かる分かる。
専業主婦の立ち位置に甘えていたが、しんどくなった…苦笑。
娘の保活に落ちたけど働きに行きたいから、
今は私は月2回、旦那の休日に働く、なんちゃって過ぎるワーママです。
小学校入学からは、ラブラブ期の雰囲気をキープしながら、しつけモードにギアチェンジ。
特に小学校低学年の時にこそ行うべき。
世の中のルール、やるべき事、やってはいけない事を教える。
その中で親が守るのは3つ。
①親が何でも肩代わりしない
②子どもに自分の失敗の責任を取らせる
③解決方法を自分で考えさせる
見守り期こそ、母親が家にいるべき。
子どもが小学校に入るまでは家に居て、手が離れたらまた働き始めても良いという人が多いが、
心理カウンセラーをしている方達は、思春期こそ、子どもの心が一番不安定になる。
この時期にこそ家に居て欲しい。
…うーん、確かに不登校も身近に多かった時期です。
でも、働かないのも、金銭的にも、厳しいよね。。と思います。
何より親側が「子離れしていくモード」にならないと、「母親の人生って何?」って思うので、ここはあんまりかな…と思いました。
寄り添う様には心がけます。
・男の子の「勇気」を育てる為には
アドラー心理学では、勇気のある子どもには次の様な特徴があると考えている。
困難を克服しようとする
失敗しても、自己嫌悪に陥らない
できるかわからない事にチャレンジする
自分1人だけでやろうとせず、人と協力しようとする
NGワード
①「どうしてあんたは〇〇できないの」「何でいつもそうなの」
②「何度言っても分からない子ね」「バッカじゃないの」
③「もう、片付けてよ!」「いつになったら1人でできるの」
④「言う事聞かないと置いて行くよ」「早く寝ないとオバケが出るよ」
⑤「そんな変な事、しなくていいの」
そう言わない様な、具体的な声掛けも、本には紹介されています。
・褒めて育てても、自信過剰になるわけではない
男の子が「おれってこんなに凄いんだぜ」と威張るのは、男の子の自然な反応。
将来、学歴や過去の栄光を自慢する嫌味な自慢男になる?
→いずれ、学校、勉強、受験を通して、必ず自分の実力を思い知る。
親がわざわざ「アンタは大した事無い」と言う必要も無く、自慢げな男の子を「そうなんだ〜」と受け流せば良い。
自慢ばかりする人は、自然体で勝負する自信が無いだけ。自分を大きく見せたくて、職業や過去の栄光を持ち出す。
まぁ、女でも居ますよね…苦笑。
・叱るのは命の危険がある時だけ
片付けない、プリントを出さない等は、叱りつけて言う事を聞かせても、
「叱られるから、こうする」という他律的な行動パターンになるし、
親の前だけ良い子を演じる子どもになる。
怖く言わなければ言う事を聞かないというのは親の思い込み、根気強く言い聞かせるより簡単だから。
男の子の育児には、何より親の根気が必要。
・1人っ子の男の子、兄弟の居る男の子
男の子にとって、特に辛いのは、同性の兄や弟と比べてしまう事。
更に、喧嘩に関する悩みは、トップ3の悩みに入る位、多い。
けれども、兄弟関係には、1人っ子には無いプラス面がたくさんあり、
そのプラス面を生かす声掛けや喧嘩仲裁法も載っていました。
第2章・「お手伝い」で「フットワーク力」を育てよう
・お手伝いが、将来を決める?
男の子をまっとうに就職して働き、結婚できる一人前に成長させる為に親がする事…。
しつけ?受験の為の塾通い?いえ…。
なんと、家事のお手伝い。
お手伝いを通して3つの力が付く。
①フットワーク力
②役割を果たす・皆の役に立つ喜び
③困難に立ち向かう力→勉強やスポーツの様に、勝ち負けを気にせずに、自信を育てられる
不器用でアバウトな所がある男の子に頼むより、自分でやった方が早いという母親も多いが、
勉強、スポーツ、習い事以上に、お手伝いをさせる事の方が重要。
→その為に、5歳までにお手伝いを習慣化。
大人でも、ある日突然今後やれと言われたら「え、面倒くさ」ってなりますもんね…笑。
お手伝いをさせる頼むポイントは、4つ。
ここ、私かなり感心したし、知らなかったらNGで進めそうでした…笑。
・お手伝いでお小遣いやご褒美はあげる?
皆の役に立つ→自分に良い事が返ってくるという事を学べるので良い。
具体的には、トークン・エコノミーがお勧め。
子どもが望ましい行動をした時に、お金に代わる代替貨幣(トークン)として、シールを貼り、それが一定以上溜まると、ご褒美と交換できる。
10枚ならチョコ、30枚ならゲーム1時間等。
「ご褒美が無いとお手伝いしてくれない」
「お手伝いが中途半端だったからシールをあげなかったら、子どもがやる気を失くした」
という失敗しない為のコツも。
・「何で手伝わなきゃいけないの?」
お母さんがする仕事を代わりにさせられてるという思いが強くなる…。
これに上手い対処も載っています。
第3章・「打たれ弱さ」を克服する「勉強法」と「習い事」
親や先生からのポジティブな声掛けで、自己イメージが育ち、「僕はやればできる子」と肯定的な自己イメージを持つ。
男の子は、コツコツ勉強が苦手。
落ち着きが無い、反抗したがる、一番になりたがる、戦いごっこやじゃれあいが好きといった特徴が、生まれつき脳にプログラムされている。
女の子は、人に言われた事を素直に受け入れ、真似る事でマスターする。
漢字を書き順に沿ってお手本通りに書いたり、言われた通りに書き写すという事が、お手のもの。
ただ、男の子は、思春期になると脳にドーパミンというホルモンが多量に分泌され、これが集中力や意欲の上昇に繋がり、
(突然の)成績アップに繋がる。
しかし、全ての男の子がそうなるわけでは無く、その差は、
「ポジティブな自己イメージ」、つまり親からの肯定的な言葉からの潜在意識。
勉強の習慣が身につく4つのポイント
①勉強時間、量のハードルを下げる
②遊びの後に勉強する
③リビングで親が一緒に勉強する
④問題集は薄い物を選ぶ
・上手に挫折体験
習い事を辞めたい→2.3回背中を押して頑張らせて、それでもダメだったら無理強いせずに辞めさせてあげる。
男の子は「一番で無ければ意味がない」「負けたら終わり」という二者択一の世界に生きているから、挫折しやすく、傷つきやすい。
親の方がレギュラーにならなきゃ、テストは100点と、プレッシャーをかけると追い込んでしまう。
男の子も、「これはアイツに勝てるけど、これはアイツに勝てない。でも自分はダメじゃない」と、
そこそこの自分を受け入れられる様に、小さい頃から小さな挫折を体験して行く方が良い。
・中学受験に向かない男の子
負けん気は強いけれど、傷付きやすく、打たれ弱いタイプは、控えた方が賢明かもしれない。
剥かないタイプを10種紹介されてたので、是非お子様に照らし合わせてみて下さい。
息子は2つ当てはまってたな…笑。
男の子を伸ばす私立中学の選び方も載っていました。
第4章・「コミュニケーション力」を磨いて「デキる男」に育てよう
・男の子のコミュニケーション能力は、幼少期に伸ばす
男の子は、言葉を司る左脳が女の子よりもゆっくり発達する。
多少言葉が遅くても大丈夫だが、親にできる事はいくつもある。
「親は自分の話を丁寧に、いつも聴いてくれるんだ」と、子どもが思えるコミュニケーションを行っていく事が大事。
コミュニケーションは楽しい、人と話すのは楽しいという土台を育んでいく。
追い討ちをかける様に質問するのはNG。
そして、親が聞き上手である事が大事。
子どもより多く話したり、説教したり、先に結論を言ったりしない。
その場ですぐに聞く、大事な事は家事の手を止めて。
リフレクションをする、頷く、相槌する。
第5章・「遊び」が人生のすべてを教えてくれる
・思う存分遊ぶ力は、思う存分仕事をする力に育つ
母親から見たらバカバカしい遊びも、発想力が育まれている。
バカバカしい遊びができるのも、こうだったら面白いなぁという発想力が育っている証拠。
十分に遊ばなかった男の子は、「言われた事は真面目にやるけど、自分からこれがやりたいという企画が上がってこない」と言われる、発想力の無い社員になりかねない。
これは、女の子には早々備わらない力ですね!
戦いごっこも、正義感を持つ、弱い人を助ける、皆の為に頑張るという気持ちが芽生える。
息子は絶賛、モンハンごっこにハマっています!
一方、女の子とよく遊んだり女の子向けアニメを見る子も。
最も有能な人の多くは、男性性も女性性も高い、両性的な人。
男の子の「なよなよ」をダメと否定しない。
親の決めつけが、子どもの可能性を縮める。
・ゲームは全面禁止より、ルールを守らせる
・イジメに対して
普段から子どもの服や持ち物、お金の使い方に気を配るのは勿論、
様子がいつもと違うと思ったら声掛け。
自分が虐められている事を話してくれた時は、よほどの勇気を振り絞ってくれたという事。
「話してくれて、ありがとうね。
悪いのは虐めていた方、あなたは悪くない。よく頑張って耐えてきたね。」
あなたにも悪い所がある、我慢する、気にしないで、情け無いやり返してこい…は、NG。
学校に対しての行動も。
アサーション(相手に上手く伝わる様な言い方で、自分の気持ちを伝える)トレーニングを教えていくのも大事。
実はこれ、女性も苦手で、子どもに合わせて自分のしたい事を我慢する事が多い。
母親自身が、アサーションを身に付けてストレスを溜め込ませないのも大事。
第6章・「結婚できる男」を育てる「あぶない思春期」の乗り越え方
・性についての対応
親が頑張る部分……、うーん、うーん//
詳しくは読んで下さい…笑。
・思春期の男の子、7つの見守り方
①「話せば分かる」とばかりに、しつこく話しかけない
②気にかけているよというメッセージを送り続ける
家に帰ってきて真っ直ぐ部屋に戻っても「お菓子置いとくよ」「お母さん、どこどこ行ってくるよ」と声掛けはする。
でも、返事は、求めない!!
③暴言や我儘は聞き流す
思春期はイライラしてるのが普通、うるさいと言われたり無視されても、割り切る。
④深追いしてしまったら、家を出る
言い合ったりしたら、母側が2.3時間位、カラオケに行ったりファミレスに行く。
⑤自分の気持ちを伝える
「お母さんはそんな風に言われて、凄く傷付いた。それだけ伝えておくね。」
⑥携帯やメールのチェック、カバンや机の中を勝手に見ない
⑦泣かない、オロオロしない、不安にならない
死体や宇宙人やらに興味を持ち出すのも、思春期特有の一過的な現象なので、狼狽えず、ドーンと構えておく様に。
・「別に。」、「それで。」…から会話が進まない。
話をする場所を変えてみる。
レストランやカフェ等、家では無い特別な場所に、子どもとプチデートをする。
そこで、例えば普段帰りが遅い事を、心配になっちゃうから、◯時よりも遅くなる時は、メールで良いから連絡くれると、お母さん嬉しいな」等、一歩下がり、具体的に、お願い口調で気持ちを伝えてみるのも良い。
・手に負えない子は、学校や親というタテの関係、友達という横の関係では無く、ナナメの関係の人に頼る
カウンセラーや塾や習い事の先生、親戚や近所の人達という、子どもと利害関係の無い第三者的な立場の大人からの言葉は、子どもは素直に受け入れやすい。
ただし、なかなか居るようで居ない事が多いので、普段から親が色々のお付き合いを大事にし、ネットワークを作っていく。
以上が内容です。
息子は幼児期ですが、最後が思春期に絡む内容なので、ソワソワしながら読んでました…笑。
あ、ドーンと構えておかないとですよね…汗。
イヤイヤ期の対応等は書かれていなかったので、併せて他の本を読む事をお勧めします。
ざっくりと、しかし気になるポイントは取り敢えず提示してるつもりですが、
本を読んで更に「こういう事で、こうなるんだな」と理解しやすくなるので、
ぜひ、お手に取って読んで頂くきっかけになればと思います。
因みにこの本には、「女の子の育て方」という兄弟本があります。
つまり次回は…?
悩める女の子ママに、また男の子ママも対比として楽しんで貰えれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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